タンザニア・ビジネスニュース(2014年5月上半期) |
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(1)タンザニア港湾局、コンゴ(民)に連絡事務所を開設コンゴ(民)カタンガ州ルブンバシでタンザニア港湾局連絡事務所の開設式典がムワキエンベ運輸大臣の出席の下開催された。今般の事務所開設によってコンゴ(民)のダルエスサラーム港の利用が容易となる。なお、コンゴ(民)からの「ダ」港への貨物量は全体の約25%で、2004年から年率約24%で増加。 2014年5月3日付デイリーニュース第1面 2014年5月5日付デイリーニュース第19面 2014年5月5日付ガーディアン第2面 |
(2)原皮の密輸出対策強化タンザニア畜産水産開発省(MLFD)主催の会合に出席した同省のキロンゴジ主席畜産専門官は、畜産開発基金5億シリングを原皮追跡システムにあてる用意がある旨発言。同システムの導入により「タ」皮革セクターの密輸出による損失の解消が期待されている。同会合に出席したカマニMLFD大臣は、国内における皮加工業の促進を呼びかけた。 2014年5月6日付ガーディアン第7面 |
(3)「石油・ガス産業ローカルコンテント政策案-2014年」を発表7日、タンザニア・エネルギー鉱物省は、上流から下流を含む石油・ガス開発に関するローカルコンテント政策案を発表。ローカルコンテント規制は、現在立案中のガス法に基づいて準備される予定。 2014年5月7日付エネルギー鉱物省プレスリリース 「石油・ガス産業ローカルコンテント政策案-2014年」(2014年5月7日発表) 2014年5月8日付デイリーニュース第19面 |
(4)ファストジェット社、エクスペディア・グループとパートナーシップ合意タンザニア格安航空会社ファストジェット社(本部英国)は、世界最大のオンライン旅行会社エクスペディア・グループとのパートナーシップ合意を発表。 2014年5月7日付デイリーニュース第19面 |
(5)キバラン・リソース社、リッチランド・リソース社との間でJV予定キバラン・リソース社(豪証取上場。「タ」国内グラファイト及びニッケルの開発に従事。)は、リッチランド・リソース社(ロンドンAIM上場。主にタンザナイト事業に従事。)との間で2月に結んだ「タ」北部アルーシャ-メレラニ(同地ではグラファイトがタンザナイトと共に胚胎)のグラファイト事業におけるJVにかかる(法的拘束力の無い)覚書を3ヶ月間延長。なお、「キ」社は、「タ」南部マヘンゲのエパンコ・グラファイト鉱床の100%権益を有しており、同鉱床事業にかかる5年間のオフテイク契約を欧州の大手グラファイト貿易会社との間で昨年12月に締結。 2014年5月6日付シティズン第10面 http://www.thecitizen.co.tz/Business/Explorers-extend-deal-on-Tanzania-graphite-project/-/1840414/2304754/-/nbk2xtz/-/index.html 2014年5月7日付デイリーニュース第19面 |
(6)産業貿易副大臣、果物加工業への支援呼びかけるムベネ産業貿易副大臣は国会にてタンガ州ムヘザ県(ダルエスサラーム北部)の議員からの同県協同組合の運営する小規模ジュース工場への支援に関する質問に応える形で、果物農家・加工業社に対する投資促進を呼びかけた。 2014年5月8日付ガーディアン第5面 |
(7)アグロ・エコ・エナジー社、サトウキビ農場事業を開始タンザニア南部農業成長回廊のキレンガ会長は、コースト州バガモヨ県における大型サトウキビ農場、砂糖製造工場及びバイオエンタノール生産工場事業がまもなく開始される旨発言。同県内のサトウキビ栽培農業従事者1,500人の栽培する原料がアグロ・エコ・エナジー社(本社スウェーデン)による同事業に充てられる予定。 2014年5月9日付デイリーニュース第19面 |
(8)貿易額の不正申告で税収減12日、米国の民間研究機関グローバル・ファイナンシャル・インテグリティーが発表したガーナ、ケニア、モザンビーク、タンザニア及びウガンダにおける輸出入額の過大・過小申告にかかる報告書によれば、2002年から2011年のタンザニアの潜在的な税収の損失額は年平均約2億4,800万ドル。 2014年5月12日発表GFI報告書 (タンザニア: pp.31-6) 2014年5月13日付シティズン第1、2面 |
(9)ナイジェリアのダンゴート・セメント社、タンザニアに進出西アフリカ最大のセメント会社、ダンゴート・セメント社(ナイジェリア)は、タンザニア南部のムトワラにセメント工場を建設中(来年完成予定)。同工場の年間生産能力は300万トンとなる見込み。 2014年5月13日付デイリーニュース(ビジネス版)第1,3面 |
(10)農業向けモバイル・ソリューション支援提供12日、ガーナのICT企業Image-Ad社は、国際NGO「アフリカ緑の革命のための同盟」の支援で農業バリューチェーン構築を支援するICTプラットフォーム(mFarms)の利用にかかるワークショップを実施。携帯電話を利用したICTプラットフォームの利用により小規模農家の市場アクセスの向上が期待されている。 2014年5月13日付デイリーニュース第4面 |
(11)証券市場における外国人投資家に対する規制緩和10日、タンザニア資本市場証券局(CMSA)は、ダルエスサラーム証券取引所(DSE)における外国人投資家に対する規制を緩和する旨発言。CMSAによれば、最大60%までと規定されている外国投資上限を廃止する他、海外投資家による国債の保有も今年末までに可能となる見込み。 2014年5月12日付けデイリーニュース第19面 2014年5月15日付ガーディアン(ビジネス版)第1面 |
(12)デング熱の急増に伴う注意喚起13日、タンザニア保健福祉省は国内のデング熱に関する現状報告を発表。同発表によれば、1月2日から5月6日までに確認された患者数は399名。(詳しくは、参考情報をご参照ください。) 2014年5月タンザニア保健福祉省発表(スワヒリ語) 参考情報: 外務省HP 在外公館医務官情報「デング熱」 在タンザニア日本国大使館(当館)HP 衛生医療事情(1.~4.) |
