タンザニア事情

  • タンザニア事情概観
  • 政治状況
  • 経済状況
    1. マクロ経済
    2. 貿易
    3. 財政
  • タンザニア・ビジネスニュース
  • 経済状況

    3.政府財政

    (1) 政府予算

    2016年以降,タンザニア政府は歳入の確保に力を注いでおり,歳入庁による課税対象の拡大・徴税の強化が行われている。 その結果,税収は年々増えており,また,国営公社および公的機関の国庫への支払金納付率も2014/2015年度の約6,000万ドルから2017/18年度の約3億3,454万ドルへと5倍以上に拡大した。しかし,国内歳入の対GDP比は15.88%(2017年現在)と依然として低く,歳入が歳出を下回る構造は変わっていない。 また,予算上の過大な歳入見込みと緊縮財政の徹底による開発予算執行の遅延も懸案となっている。

    (2) 援助依存度

    タンザニアの援助依存度は年々低下している。2010年ごろには約3割を占めた援助額の対予算割合は, 2018/19年度予算では8%まで削減されており,これを税収や外国からの非譲許的借入の増加で補う構造となっている。