中南米諸国及びアフリカ諸国における 新型コロナワクチン接種促進に係る緊急無償資金協力について

令和4年3月4日
 2月25日、日本政府は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けるタンザニアを含むアフリカ諸国及び中南米諸国に対する支援として、3,000万ドル (約32億円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。
 
1 今回の協力では、国連児童基金(UNICEF)を通じ、中南米及びアフリカの17か国を対象に、各国国内での新型コロナワクチン接種促進のため、「ラスト・ワン・マイル支援」として、保冷設備などのコールド・チェーンの整備やワクチン接種の加速化に必要な能力強化支援等を実施します。
 
2 タンザニアにおいては、UNICEFタンザニア事務所を通じ、1.4百万ドルの予算により、タンザニア国内における様々な医療機関に対し新型コロナワクチンの保冷機材が供与されるとともに、同機材の活用等に係る政府関係者や医療関係者への能力研修が実施される予定です。
 
3 新型コロナウイルス感染症の収束に向けて、世界全体でワクチンへの公平なアクセスの確保や更なる普及を進めることが重要であり、日本としては、「ラスト・ワン・マイル支援」やCOVAXファシリティを通じた支援等により、引き続きワクチン供給や接種能力の強化に貢献していきます。
 
 
〔参考〕支援対象国
(中南米諸国:7か国)エクアドル、エルサルバドル、コロンビア、ドミニカ共和国、ベリーズ、ボリビア、ホンジュラス
(アフリカ諸国:10か国)ボツワナ、ガボン、ガンビア、ギニアビサウ、レソト、ナミビア、ニジェール、南アフリカ、タンザニア、トーゴ