三澤大使によるTANJA農園開所式への出席

令和5年7月31日
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  1. 7月25日、三澤大使はアルーシャ州カラツに出張し、日本企業が運営に参画するTANJA農園の開所式に出席しました。  

  2. 本農園では、ルワンダでマカデミアナッツ事業を展開するOSTI社(注)が、タンザニア北部のンゴロンゴロ国立公園近隣の1,760ヘクタールのコーヒー農場及び隣接地において、IT技術を活用し、コーヒー、マカダミアナッツ、アボカド及びトマト等を栽培及び加工する事業を行う予定です。本事業は、地域住民への雇用の提供、再エネ発電や通信等のインフラ設備、学校及び医療施設などを整備することにより、ビジネスと地域社会への貢献との両立を目指す “Smart Village”構想を掲げており、複数の日本企業による協力が見込まれています。

  3. 本開所式には、モンゲラ州知事(Hon. John V. Mongella)及び同州政府関係者が招待され、TANJA農園の事業の紹介を受け、農園で栽培するコーヒー豆加工の体験及び農場の視察などを行いました。

  4.  三澤大使は挨拶において、アルーシャ州と日本の協力の歴史は長く、JICAによるマクユニ・ンゴロンゴロ間道路整備計画、ンゴロンゴロ自然保護区ビジターセンター展示などの案件や、日本のNGO等による学校設備の整備支援などの実績がある旨紹介しました。また、日本大使館として今後もタンザニアのビジネス環境改善に向けた協力を継続していくところ、TANJA農園の事業を通じて、アルーシャ州及びタンザニアと我が国との関係が一層深化することを期待する旨述べました。 

(注)OSTI(OS Trade ande Investment Pte. Ltd.) 
AAIC Holdings Pte. Ltd.(本社:シンガポール、椿進Director/CEO)のグループ会社であり、農業と環境を軸にした投資、会社経営及び商品の輸出入とファイナンスを事業内容とする企業。2013年にルワンダ・ナッツ・カンパニー(Rwanda Nut Company Ltd.)を設立し、ルワンダでマカデミアナッツ事業を展開。 
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