実施済みの行事
>>イリンガ-ドドマ間道路の記念碑落成式の開催
平成25年5月22日、タンザニア政府主催により、我が国対タンザニア円借款「道路セクター支援計画」で実施しているイリンガ-ドドマ間道路(約260km)の記念碑落成式が開催されました。
同円借款は平成22年3月25日、東京において、福山哲郎副大臣(当時)及びピンダ首相の立ち会いの下、中川前大使とワシラ農業食料安全保障共同組合大臣との間で本件書簡の交換が行われたものです。同計画は、イリンガ-ドドマ間道路(約260km)及びトゥンドゥル-ナムトゥンボ間道路(約193km)の未舗装区間の舗装整備を行うものです。アフリカ開発銀行との協調融資によって実施され、事業総額は約335億円、うち日本側のE/N供与限度額は71.19億円です。事業実施者は、タンザニア道路公社(TANROADS)で道路工事は複数の中国企業が実施しています。
イリンガ-ドドマ間道路は、北はカイロから南はケープタウンまでもを結ぶ、アフリカ南北を縦断するトランス・アフリカン・ハイウェイの未舗装区間の一つで、本道路の舗装化により、タンザニアの道路周辺の住民のみならず、国際幹線道として周辺各国を結び、農産物や物資の物流に大きく貢献し、ひいては貧困削減に繋がることが期待されます。
本式典では、タンザニア政府からキクウェテ大統領、ムギムワ財務大臣、マグフリ建設大臣、コンバニ大統領府大臣、ルクビ首相府大臣の他、アフリカ開発銀行カンディエロ・タンザニア事務所長も参加し盛大に開催されました。タンザニア側からは、日本国に対して繰り返し感謝が述べられるとともに、主要TV局をはじめとしたメディアを含め、道路沿線住民が多数来場し、タンザニアにおける我が国ODA事業について、政府関係者や地域住民、メディアから大きな注目を集めました。
我が国を代表して松永公使がスピーチで、本計画の実施により、同国の運輸・交通システムの改善が図られ、社会・経済活性化に寄与することを期待する旨述べました。
