実施済みの行事
>>円借款「第二次道路セクター支援計画」に関する書簡の交換
4月8日、ダルエスサラームにおいて,岡田眞樹駐タンザニア大使と先方ウィリアム・アウグスタオ・ムギムワ財務大臣との間で、76億5,900万円を限度とする円借款「第二次道路セクター支援計画」に関する書簡の交換が行われました。
この協力は、タンザニア国内の2つの国際回廊の道路整備(北回廊及びムトワラ回廊の一部。合計約391㎞)を、アフリカ開発銀行との協調融資で行うものです。
北回廊は、タンザニアの南北を縦断し、エジプトのカイロと南アフリカのケープタウンを結ぶ国際回廊です。また、ムトワラ回廊は、タンザニア南部のムトワラ港とマラウイやモザンビークなどの周辺国を結ぶ国際回廊です。これらの回廊は、農産物や資源、商品等の輸送に重要な役割を担っていますが、対象区間は道幅が狭く未舗装であり、円滑な物資の輸送の妨げになっています。この協力により、東アフリカ地域の運輸・交通システムが改善され、同地域の経済統合、経済活性化及び貧困削減への貢献が期待されます。
なお、我が国は、現在実施中の別の円借款事業で隣接する区間の道路整備を実施しているほか、タンザニアとケニア、ウガンダ、ルワンダとの国境において国境手続き円滑化施設(OSBP)の建設や税関能力の強化支援を実施しています。今般の「第二次道路セクター支援計画」がこれらの実施中の案件と連携することにより、広域輸送網における物流の円滑化などの相乗効果も期待されます。
供与条件
(1)金利(無利子近似条件を適用):年0.01%
(2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
(3)調達条件:一般アンタイド
署名後握手をする岡田大使とムギムワ大臣(左)
