実施済みの行事
>>無償資金協力「タボラ州水供給計画(詳細設計)」に関する書簡の交換
3月28日、ダルエスサラームにおいて,岡田眞樹駐タンザニア大使と先方ウィリアム・アウグスタオ・ムギムワ財務大臣との間で、7,600万円を供与限度額とする無償資金協力「タボラ州水供給計画(詳細設計)」に関する書簡の交換が行われました。
この計画は、タンザニア中西部のタボラ州に置いて、約170箇所の手押しポンプ式深井戸給水施設等の整備や、地下水探査機在の供与を行うとともに、地方自治体や住民の運営・維持管理能力等の向上を図るものです。今回の協力では、その詳細設計に必要な資金を供与します。
タンザニアは、給水率の向上のため給水施設の建設・改修等を進めていますが、この協力の対象であるタボラ州は地盤の大半が基盤岩に覆われており地下水開発が難しく、同州の給水率は約49%にとどまっています。この計画の実施により、給水率の向上、女性や子供の水汲み時間の軽減、不衛生な水の利用による水因性疾病の減少等が期待されます。
なお、この協力は2013年以降の気候変動対策に関する途上国支援の一環として実施するものです。我が国は、すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け、タンザニアと引続き気候変動分野で連携していきます。
署名後握手をする岡田大使とムギムワ大臣(左)
