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     >> 平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「アルーシャ州モンドゥリ県モンドゥリジュー簡易診療所産科病棟建設計画」& 「アルーシャ州モンドゥリ県立病院整備計画」署名式








    平成27年3月6日、 大使公邸にて、松永臨時代理大使とンバシャ県行政長官との間で贈与契約が結ばれました。

    署名式には、被供与団体の他、エドワード・ロワサ前首相(モンドゥリ県選出国会議員)や ナメロック・ソコイネ国会議員、 ジョセフ・ソコイネ外務省欧州局長などの来賓もあり、メディアが多く集まりました。

    ・アルーシャ州モンドゥリ県モンドゥリジュー簡易診療所産科病棟建設計画
    ・内容:産科病棟1棟の建設
    ・供与限度額:76,933米貨ドル
    ・被供与団体:モンドゥリ県(Monduli District Council)

    ・アルーシャ州モンドゥリ県立病院整備計画
    ・内容:家具・医療機器18種288点の購入
    ・供与限度額:65,318米貨ドル
    ・被供与団体:モンドゥリ県(Monduli District Council)


    モンドゥリジュー簡易診療所 外来病棟


    <モンドゥリ県立病院整備計画>
    本件は、同じくモンドゥリ県の県立病院に新たに建設された入院病棟2棟に、 医療機器や家具の設置を行うものです。

    同病院は、県内だけでなく、医療施設が不十分な隣のマニャラ州からも患者を受け入れており、 以前から受け入れ体制の拡大が要望されていたため、県は独自の予算で新規入院病棟2棟を2014年に建設しました。 しかし、中央政府からの予算では、保健分野へ使用する予算が限られており、 同年度では十分な医療機器や家具を購入する予算がなく、使用開始が遅れています。

    さらに、既存の入院病棟では、家具や医療機器は10年以上使用されており、 定期的な保守点検や修理は行われているものの、ベッドの床板の金網が外れていたり、患者が横たわると弛んだりと 老朽化が激しくなっています。

    本計画の実施により、新規で建設された入院病棟の使用を一刻も早く開始し、 モンドゥリ県立病院の受け入れ体制を拡充させることは、 アルーシャ州全体の医療環境の向上にも繋がります。


    集合写真









    贈与契約を交換する県行政長官と松永臨時代理大使


    <モンドゥリジュー診療所産科病棟建設計画>
    本件は、タンザニア北部に位置するモンドゥリ県モンドゥリジュー診療所において、 産科病棟を建設するものです。

    モンドゥリジュー診療所は、 県内15郡の中で最も多くの人口16,000人を有するモンドゥリジュー郡に位置し、 1977年の設立以来、地域で重要な役割を担っています。

    しかし、既存の狭い外来病棟には分娩室、産前室ともベッドが各1台しかなく、 地域の半数以上の妊産婦が自宅で出産せざるをえない状況が続いています。 50km先の県立病院まで公共交通機関はなく、自家用車での搬送が間に合わず道中で母体が悪化し死亡してしまうことも少なくありません。

    そのため、この計画によって建設される新しい産科病棟は、地域の医療サービスを改善し、 新しい命の誕生をサポートすることとなります。


    モンドゥリ県立病院の産後室 1台のベッドに2人が座る


    モンドゥリ県立病院の錆びたベッド(修理中)


    県立病院に新しく建設された入院病棟