実施済みの行事(10月9日)
~キリマンジャロ州シーハ県に大阪府茨木市から放置自転車500台を寄贈~
10月9日、ムワンリ地方自治庁副大臣の同席の下、キリマンジャロ州シーハ県庁への大阪・茨木市からの放置自転車500台の寄贈式典が行われました。
今般の放置自転車寄贈は、JICA関西が2002年から、タンザニアなどの地方行政のリーダーである首相府地方自治庁幹部、地方自治体の行政長官等を招聘し大阪府、茨木市、大阪大学の協力を得て実施している研修(通称:大阪研修)がきっかけとなりました。
2013年10月から12月までの大阪研修には、キタンブリオ・シーハ県行政長官と同県出身のムワンリ地方自治庁副大臣を含む18名が参加し、茨木市役所では自治体行政についての研修が行われました。この際に、茨木市の担当者から放置自転車についての説明を聞いたキタンブリオ県行政長官とムワンリ副大臣は、同自転車を活用してシーハ県の行政サービス・福祉向上に役立てたい旨を茨木市に打診したところ、同市が放置自転車の収集・点検を行い、シーハ県が輸送費用を負担する形で500台の自転車の供与が実現しました。
キリマンジャロ山の麓に位置する人口約11万6,000人(タンザニア国家統計局、2012年)のシーハ県では、今般寄贈された放置自転車を農業普及員の移動手段として利用する他、売却して老人、孤児・障害児等の福祉向上のための基金として活用する予定です。
自転車の試乗をする松永公使(左)とムワンリ副大臣(右)