大使館関連行事

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    >>草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「ムトワラ州ムトワラ県ディニェチャ小学校特別支援教室拡張計画」引渡式


    平成26年1月25日、ムトワラ州ムトワラ県のディニェチャ小学校中学校にて、松永臨時代理大使出席の下、日本が建設を支援した同校特別支援教室児童寮と教員住宅の引渡し式が行われました。式典には、案件関係者が多数集まり、2000名を超える地域の住民の方々が集まりました。本案件の推薦者であるハワ・ガシア地方行政担当大臣から日本の支援に対して繰り返し感謝の言葉が述べられました。


    この協力は、ムトワラ州ムトワラ県にあるディニェチャ小学校において、48人収容の特別支援教室児童寮と教員住宅の建設を行ったものです。タンザニアに於ける障がい者への支援はまだまだ途上段階にあり、偏見や差別により障がいを持つ児童は社会的に受け入れられない傾向にあります。親も障がいを持つ児童を世間の目から隠す風潮にあるため、たくさんの障がいを持つ児童たちが教育を受けられないでいます。

    このような社会的風潮の中、ディニェチャ小学校はムトワラ県内で唯一、特別支援教室を備えている小学校です。特に肢体障がいを抱える児童にとって、長距離を通学するのは非常に困難なため、今までは、徒歩での通学が可能な2㎞圏内の児童のみが学校に通っていました。よりたくさんの障がいをもつ児童に教育の機会が与えられるように、ディニェチャ小学校に特別支援教室の児童のための寮を建設することは同校において、またムトワラ県において喫緊の課題でした。

    この児童寮の完成によって、障がいを持つ児童たちが学校に通える環境が整えられ、より多くの児童に教育の機会が与えられるようになります。また、他の小学校の児童たちにとっても、障がいを持つ児童と共に学び、社会全体の障がい者に対する偏見を取り除く一助となることが期待されます。


    小学校の児童と歓談する松永臨時代理大使


    小学校の児童が歌で出迎えてくれました



    松永臨時代理大使によるスワヒリ語でのスピーチ



    入寮する児童から松永臨時代理大使へ記念品の贈呈



    松永臨時代理大使からガシア大臣へ鍵の引き渡し