実施済みの行事
>>草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「コースト州キバハ市ゾゴワレ中学校女子寮建設計画」完成式
平成25年12月3日、コースト州キバハ市ゾゴワレ中学校にて、松永臨時代理大使出席の下、日本が建設を支援した同校女子寮の完成式が行われました。式典には、案件関係者が多数集まり、平日にもかかわらず200名を超える参加者が集まりました。被供与団体であるゾゴワレ中学校や地域住民の他、コースト州やキバハ市など政府関係者から、日本の支援に対して繰り返し感謝の言葉が述べられました。
- コースト州キバハ市ゾゴワレ中学校女子寮建設計画
- 支援内容:女子寮の建設
- 被供与団体:ゾゴワレ中学校 / Zogowale Secondary School
この協力は、コースト州キバハ市ゾゴワレ中学校において、64人収容の女子寮の建設を行ったものです。 タンザニア政府は「一区に中学校一校」という教育政策を掲げ、今日までに多くの地域で学校の校舎自体の建設は達成してきました。しかし、 拙速に建設を進めたためか各校で施設が不十分なところが多く、政府予算にも限りがあり、女子寮建設整備は難航しています。 ゾゴワレ中学校では、多くの生徒が片道17~36㎞の距離を徒歩で通学しており、登下校中の性的被害に起因する妊娠や性感染症により退学してしまったり、通学の疲労で学習に集中できなかったりといった課題がありました。
女子寮の完成によって、ゾゴワレ中学校の女子生徒たちの学習環境が改善され、教育機会の均等化、生徒の学業成績の向上、進学率の上昇につながることが期待されます。
完成した女子寮前で記念撮影