実施済みの行事
>>草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「ダルエスサラーム市キノンドーニ区モヨ・サフィ・ワ・マリア診療所拡張計画」引渡式
平成25年12月18日、ダルエスサラーム市キノンドーニ区モヨ・サフィ・ワ・マリア診療所にて、岡田大使出席の下、日本政府が建設を支援した産科病棟の引渡式が行われました。式典には、案件関係者が多数集まり、平日にもかかわらず300名を超える地域住民の方々が集まりました。式典には在タンザニア教皇庁大使、ダルエスサラーム大司教、ダルエスサラーム州政府、キノンドーニ区関係者も出席し、日本の支援に対して繰り返し感謝の言葉が述べられました。
- ダルエスサラーム市キノンドーニ区モヨ・サフィ・ワ・マリア診療所拡張計画
- 支援内容:産科病棟の完成、給水施設・医療機器の整備など
- 被供与団体:純心聖母フランシスコ女子修道会タンザニア支部/ Franciscan Sisters of the Immaculate Heart of Mary Missionary Society Tanzania
本協力は、被供与団体の運営する、ダルエスサラーム市キノンドーニ区モヨ・サフィ・ワ・マリア診療所において、建設が中断していた産科病棟を完成させ、給水施設・医療機器の整備を行ったものです。ダルエスサラーム市内でも人口密度が最も高いキノンドーニ区では、帝王切開を行える産科病棟を備えた病院・診療所が数少なく、妊産婦に安全でより快適な治療・出産環境を提供することは、同診療所及び同区全体において喫緊の課題でした。 なお、同診療所は、タンザニアに在住する日本人会が、2011年3月の東日本大震災に際してタンザニア社会から寄せられたお見舞いや厚情に対する返礼として、同年8月に日本人会夏祭りの際に募ったチャリティー基金の贈呈先でもあります。寄付金は、産科病棟の棚や医薬品等の購入にあてられ、産科病棟の利用開始に大きく貢献しました。日本人会のこの貢献に対しても、被供与団体関係者より感謝の言葉が述べられました。
産科病棟の拡張・整備によって、地域住民への医療環境が改善され、妊産婦や新生児死亡率の軽減につながることが期待されます。
式典来賓(左・教皇庁大使、中央・岡田大使、右・ダルエスサラーム大司教)
会場に集まった地域住民ら